2020年東京オリンピック、パラリンピックの開催が決まっている。しかし、リスク管理は十分に検討されているのだろうか。
最も懸念されるのは地震だ。
震度6弱以上の首都直下型地震が、30年以内に70%以上の確率で起こると予測されている。東海地震、南海トラフ地震の発生も高い確率で発生すると予測されている。同時発生の怖れもある。多くの外国人が東京に訪れている時に、巨大地震に見舞われたら大パニックだ。
日本人は嫌なことは考えないという習慣がある。しかしオリンピック開催期間中とその前後は多くの外国人観光客が訪れている。日本的な危機意識では済まされない。
◎ 震度6弱以上の巨大地震が開催前の半年~1か月の間に起きたら
◎ 震度6弱以上の巨大地震が、開催前の1か月以内に起きたら
◎ 開催中に震度6弱以上の巨大地震が起きたら
◎ 開催後1か月以内に震度6弱以上の巨大地震が起きたら
それぞれについて十分なコンティンジェンシープランを作成しておかなければならない。しかし、そのような分析をしているということを聞かない。