マスクについての疑問:風通し良くは新型コロナの空気感染につながらないか?

新型コロナウイルスは空気感染しないと言われています。空気感染するようなら、私たちが通常使用しているマスクでは防げません。何故なら空気感染するようなウイルスは、大きさが1μm以下と小さいため、通常のマスクを自由に通り抜けてしまうからです。

新型コロナウイルスの感染経路は、接触感染と飛沫感染です。飛沫感染するウイルスは、水分で体積が増えているので、通常のマスクでも通過しにくいと考えています。

新型コロナウイルスの感染が地球規模で拡大しています。中国武漢から発生したコロナウイルスは、初期には韓国などアジア諸国に広まって後、ヨーロッパ、アメリカに急拡大していきました。ここで注目したのが、拡大のペースがアジアと欧米で著しく異なるという...

また、感染者のくしゃみや吐く息から排出されたウイルスは、短時間で床や地面に落下します。

しかし、落下したウイルスはその後どうなるでしょう。水分が蒸発して「飛沫核」というウイルス本体だけの小さい体積になります。これが風で空気中に漂うと、一般のマスクは役目を果たさなくなり、空気感染が発生します。

最近、災害時の避難所での感染リスクが問題になっています。その中でも床に落ちたウイルスが感染源となる危険性が指摘されて、段ボールで障壁を作るなどの提案がされています。

最近、電車は窓を少しあけて運行していることが多くなりました。窓が上にある場合、空気の流れはどうなるでしょう。窓の上部を開けてある席の窓際で手の甲をかざしてみると、下からの風を感じました。窓際では空気が床から上がっているのです。もしこの空気中に、床に落ちて水分が蒸発して飛沫核となったウイルスが含まれていたらどうなるでしょう。通常のマスクでは防ぎきれなくなります。空気感染と同じ状況になると思うのです。

風通しをよくすることは飛沫感染防止ななります。多くのウイルスは風で室外に排出されます。しかし、床に落下したウイルスは床に付着していますが、風のためやがて水分が蒸発して、最終的に舞い上がって空気感染を起こさないのだろうか。これが私の疑問です。この指摘をしている専門家は現在のところ見当たりません。

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