今日22日は南岸低気圧の影響で大雪になるという予報です。もうすでに雪が降り出しました。そして今週はこの冬一番の寒波という予報です。天気図で確認してみましょう。
今日午前6時の天気図です。低気圧が時速65kmという速さで東に移動しています。南岸低気圧です。
地上3000m付近では、-6℃の寒気が日本列島を包んでいます。(○で囲んだところの点線)
低気圧が近づくと、雨でなく雪になることが予想されます。低気圧はさらに発達して、今夜は大雪になりそうです。
この寒波がいつまで続くのでしょうか。
北極を中心とした上空の天気図を見ると、偏西風が大きく蛇行して、日本付近は寒冷低気圧が覆っており、その東側には高気圧がブロッキングしています。この寒冷低気圧が停滞することを意味しています。
この寒波が今週1週間続くことが右の予想天気図でわかります。
これは気象庁が作成している、週間予報支援図[アンサンブル]から一部を抽出したものです。これを見ると「L」と現した寒冷低気圧が、26日ごろまで日本上空に居座ることがわかります。
アンサンブルというのは、気象庁のコンピューターで、50以上の予想モデルを計算して、その平均を表したものです。週間天気予報に使われます。
このような天気図が、北海道放送の「HBCお天気」というサイトから見ることができます。
この中にはさらに、次のような気温予想図もあります。
500hPa (地上5700m付近)の気温の予想を示したもので、太い実線がモデルの平均値です。
関東地方は館野のところで、24日には上空は -9℃ となり、寒い日が続くことを示しています。今週は寒波に震える一週間となりそうです。