私が実践している絶対損をしないFX投資手法の一つに、買って値下がりしても手放さずにじっと回復をしてくることを待つ方法があります。
下のチャートを見てください。
オーストラリアドル・円の2020年1月下旬から6月初めまでの値動きを示したものです。
Aの1月21日に75.3円で買っています。この時は上昇傾向にあって、一時的に下がったところを買ったものですが、予想に反してその後下がり続けています。新型コロナウイルスの影響で、FX全体リスクオフになってしまいました。
ここで耐えられなくなって、もしBで65.3円で損切りしたとすると、1lot(10,000通貨単位)であれば100,000円の損を出していたでしょう。
しかしFXは必ず再び回復してくると信じていますから、じっと待ちました。そして6月4日には76.7円台まで回復しました。ここまで急激な上昇があり、この付近でもみ合っていましたので、ここで一旦調整が入ると思い、76.1円で逆指値をして売り決済しました。利益は少ないですが、Bで損切りしたと思えば、大きな利益だったと考えてよいでしょう。下がったところでまた買いなおせばよいわけです。
案の定、6月10日には74円台に下がっています。
「FXは買ってから値下がりしても絶対損切りしないで回復を待つ」これが、私の鉄則です。FXは商品先物のように期限がないのでできることです。
そのためには条件が二つあります。
条件1 強制ロスカットを受けないために、証拠金維持率を十分に保つ
回復を待つ間に強制ロスカットされては大損になります。証拠金維持率は十分に高めにしておくことです。
条件2 スワップポイントがプラスの通貨ペアを選ぶ(ロングポジションの場合)
マイナス・スワップポイントですと、回復するまでの間金利差を支払わなければならなくなります。プラス・スワップポイントの通貨ペアを選びます。上のオーストラリアドル・円の場合、現在買いは1日3円です。スワップでもわずかですが利益を上げています。