来年は、ブラジル・リオネジャネイロで南米初のオリンピックが開催される。しかしここは治安の悪い所でもある。そこで日本の交番制度が採り入れられようとしているそうだ。
地域に密着して住民からも頼りにされている日本の交番は、治安を安定させることにも一役買っている。近年ではアメリカやシンガポールでも取り入れられている。「KOBAN」という名称で親しまれているところもあるようだ。
日本の交番制度はいつごろから始まったのだろうか。
明治7年に東京警視庁が設置され、同時に「交番所」という名前で配置されたようだ。その後「派出所」に改称されている。明治21年には、外勤の警察官が居住する施設としての「駐在所」が設置された。私たちが子供のころ「駐在さん」として親しまれたものですね。「派出所」が「交番(KOBAN)」として正式にスタートしたのが、平成6年となります。
交番も地域に溶け込むことを目指して努力をしているようです。その一つが交番の建物のビジュアル化でしょう。可愛いキャラクターを使っているものもあります。こうして、交番は地域の人びとに溶け込んでいるのですね。人々を取り締まるという姿勢では治安は安定しない。地域に溶け込んで親しみを感じることで治安は安定する。日本の交番は世界に誇れる存在ですね。