1945年(昭和20年)8月6日、広島に人類史上初の原子爆弾が落とされた。爆心地から2km圏内では人々が爆風と火災から逃れようと逃げ場を探してさまよっていた。そして、爆心地から2kmにある京橋川にかかる御幸橋の袂には、爆心地から逃れ、応急手当てを受ける人々であふれていた。この光景を撮影したカメラマン・松浦美人さんのたった2枚の写真がある。これが被爆当日の広島市街を撮影した唯一の写真となっている。御幸橋の袂にはこの写真のモニュメントがあります。
8月6日のNHKスペシャル「きのこ雲の下で何が起きていたのか」では、この写真に写っていた人とその場に居合わせた人の証言が紹介されていました。それはそれは凄絶なものでした。この橋に辿り着き息絶えた人も大勢いたようです。御幸橋はこの悲惨な光景を見守ってきたのです。
戦後70年、20代、30代の人のわずか23%しか、広島・長崎に原爆が投下された日を知らないそうです。日本人なら皆覚えていないといけない日です。
広島 1945年8月6日 午前8時15分
長崎 1945年8月9日 午前11時2分
人類史上初の原子爆弾が投下された。