横浜のマンションで発覚した工事記録の改ざん。この一人の担当者のために、旭化成建材、さらには親会社の旭化成までもが屋台骨が折れかねない事態に陥っている。
なぜこれほど重大な欠陥が見過ごされていたのだろうか。そこには、コンプライアンス教育を疎かにしていた企業の責任があるのではないだろうか。このような大きな建築には、安全性を最優先する企業の姿勢が必要だ。これら企業にはこの意識が欠如していたのではないだろうか。
企業が継続していくためには、企業毎に最優先にしなければならない課題があるはずだ。安全性、機密性、個人情報保護、・・・、企業によって異なる価値観がある。不断のコンプライアンス教育によってそれを維持し続けなければならない。今回の事件は、このことをまざまざと見せつけたものではなかったかと思う。