7月21日南鳥島の近くで発生した台風5号「ノルー」は、8月9日に山形県沖の日本海で温帯低気圧に変わるまで、18日間という史上3位の長寿台風となりました。その間、西日本各地と北陸、東北日本海側に大きな被害をもたらしました。台風5号は大量の雨量をもたらし、しかも滞在時間も長時間なため、大雨による大きな被害が発生しました。
しかしこの台風5号も一つだけ良いことをしました。それは、首都圏の水がめである利根川水系のダムの貯水率を上昇させたことです。
東京都の水源の8割を占める利根川・荒川水系の中の、利根川水系ダム貯水率の推移です。台風5号により、貯水率が92%に復活しています。これで今年の水不足は解消するでしょう。