名画「君の名は」

昭和28年に大ヒットした映画「君の名は」をDVDで見た。名画だと思う。

これは、昭和27年にNHK連続ドラマで放映されたものの映画化されたものである。今若い人達に人気のある「君の名は」ではない。

原作:菊田一夫
監督:大庭秀雄
音楽:古関裕而
主演:佐田啓二 岸恵子

終戦の年の昭和20年5月の東京大空襲のもと数寄屋橋でめぐり合った若い男女(後宮春樹、氏家真知子)が、生きていたら半年後のこの時間に数寄屋橋で再開することを約束して、名前を告げぬまま別れる。しかし運命のいたずらですれ違い、互いに愛していながら引き裂かれる。舞台は佐渡、鳥羽、北海道、雲仙、阿蘇、そしてヨーロッパまで広がる。長い年月の後ようやく数寄屋橋近くの病院で永遠の愛を誓うという壮大なドラマだ。昭和27年のNHK連続ドラマの時間には銭湯がカラになったと言われているが、わかる気がする。

空襲の場面で知り合い、橋が全編のテーマとなっている点で、ヴィヴィアン・リー、ロバート・テイラー主演の映画「哀愁」(Waterloo ridge)と共通点がある。

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