客が各席に設置されたパネルを操作して寿司を注文すると、「注文された商品がまもなく到着します」というアナウンスが流れて、寿司のお皿が以前通りのベルトコンベアで流れてくるのです。
ここで問題は、このベルトコンベアが大勢の客の前をゆっくりと流れてくることです。ベルトコンベアの前では、会話している客もいます。家族連れの客は、ベルトコンベアの上にあるパネルの前で夢中になって大声で会話しながら寿司を選んでいます。中にはマスクなしで咳をしている人もいます。そのような客の前を注文した寿司がゆっくりと流れてくるのです。この光景に全く疑問を抱かずに、客は黙々と寿司を食べています。
私は唖然として、注文してしまった2皿だけ食べて注文をやめました。この2皿を食べてしまったことにも後悔をしています。友人は何も疑問を抱かずに10皿以上を平らげていました。
ホテルの食事やパーティーでは、ビュッフェ形式をやめています。この回転ずし店の光景はビュッフェ形式と全く同じです。
店では消毒液を置いたり、客が立ち去った後のテーブルを消毒液で拭いたりと、見た目のコロナ対策はしていますが、肝心の大勢の客の前を寿司を通過させていくスタイルをやめない限り、新型コロナウイルス対策をしたとは言えないでしょう。少なくとも、寿司の上にカバーをかぶせるぐらいのことはしてほしいと思います。
感染経路不明とされる新規感染者の多くが、このような感染対策不十分な飲食店から感染していると私は思います。
私は、コロナが収束するまで、今後一切回転ずしは利用しません。