日商簿記検定に合格したい

日本商工会議所の簿記検定試験は、昔から有名な試験ですね。しかし、借方・貸方とか、仕訳とか、商業高校や経済・商学関係の大学を出た方でないと馴染みがなく、敬遠されている方も多いのではないでしょうか。私もその一人でしたが、この検定試験に挑戦してみようと、参考書を買ってじっくり勉強してみましたら、意外とすんなりと理解できました。さらに良いことには、財務諸表や損益計算書の各勘定科目の意味が完璧に理解できたことです。財務諸表、損益計算書は、仕事の必要から一通りは学びましたが、正直いって科目の意味するところは明確には解っていなかったのです。
簿記検定試験会場は、確かに高校生など若い人が多いですね。1級ならば年配の方も多いいでしょうが、2級あたりまでは若い人ばかりで恥ずかしい気もします。しかし若い人達に囲まれて、気持ちも若返るのではないでしょうか。

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日商簿記検定に挑戦

試験はどう行われるか

勉強方法は

日商簿記検定に挑戦

日商簿記検定に挑戦しましょう。簿記検定の試験がどのように行われるのか、どのように勉強するのか、どのような参考書があるかについて調べてみましょう。

試験はどう行われるか

試験の種類は、1級、2級、3級、4級の4つで、それぞれ次の役割を前提にしています。
4級:商業簿記の入門的知識を有しており、勘定科目による仕訳ができ、小規模小売店の経理に活用できる。
3級:個人企業における経理担当者・経理事務員として必要な商業簿記の知識を有している。経理関係書類が理解でき、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる、
2級:中小企業の経理担当者・経理事務員として必要な商業高校卒業程度の商業簿記、工業簿記の知識を有している。財務諸表、損益計算書が理解でき、企業の経営状況を把握できる。
1級:大学卒業程度の商業簿記・工業簿記・原価計算・会計学の知識を有している。財務諸表規則・企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。1級は、公認会計士・税理士試験の受験の前提となります。

試験は年に3回、6月、11月、2月に実施されます。(2月は1級はなし、4級を実施しない所もあります)

試験日程は日本商工会議所の下記ページで発表されていますので、確認しておきましょう。

商工会議所の検定試験 簿記

申し込みは地域の商工会議所で受け付けています。商工会議所から依頼された書店で受け付けることもあります。申し込み方法は商工会議所によって異なりますので、申し込み時期(試験の2か月前)になったら、地域の商工会議所あるいはインターネットで確認しましょう。

試験時間は次のようになっています。

試験名 集合時間 試験時間
簿記1級 9:00 3時間
簿記2級 13:30 2時間
簿記3級 9:00 2時間

勉強方法は

やはり学校行くか、通信講座を受講するのが最短でしょう。

現在は、パソコンやスマホからオンラインで勉強することができます。通勤時間や待ち合わせ時間、仕事の合間を利用して勉強できますね。

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私は、良い参考書に出会えれば独学でも十分できると思います。私は下記の参考書で理解できました。

日商3級簿記 最短集中ゼミ 浜田勝義 かんき出版

日商3級簿記 精選問題集 浜田勝義 かんき出版

日商2級商簿 最短集中ゼミ 浜田勝義・川辺洋二 かんき出版

 日商2級商簿 精選問題集 浜田勝義・川辺洋二 かんき出版

 日商2級工簿 最短集中ゼミ 浜田勝義 かんき出版

 日商2級工簿 精選問題集 浜田勝義 かんき出版

 2級からは、商業簿記(商簿)と工業簿記(工簿)に分かれます。(工簿が加わるということです)

これらの参考書で、仕訳、複式簿記、借方・貸方の意味が完全に理解できました。全て浜田さんに頼ったわけですが、もちろんこれは私の場合。あなたに適している参考書を探してみてください。

1級は、商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算に科目が分かれます。上記試験の役割からわかるように、公認会計士、税理士をめざす人を対象としていて専門的になりますから、ここでは取り上げません。

短い時間で解答するためには、どのように解こうかなんて考えている時間がありません。問題を見てすぐに手が動くように、上記「精選問題集」のようなものや、過去問題で何回か練習しておくことが必要です。試験会場にいますと、開始の合図とともに、電卓をたたく音が聞こえます。

過去問題集は、例えば下記のようにいっぱいあります。試験時間内でできるよう、実際に時間を測って練習するとよいでしょう。

日商簿記3級 過去問題集(2018年度受験対策用) (大原の簿記シリーズ)

日商簿記2級 過去問題集(2018年度受験対策用) (大原の簿記シリーズ)

下のページには、出題の意図と講評が公開されていますので、上記過去問題とともに読んで参考にするとよいでしょう。

簿記 出題の意図・講評



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