恐ろしい低温やけどー薬を確認したほうがよい

昨年の12月30日に、たぶん湯たんぽと思われるが、足に低温やけどをして、最近ようやく傷跡が小さくなって回復してきました。

大きな水泡ができてすぐつぶれ、たいしたことはないと思いましたが、痛みがあるので一応近くの外科に行きました。「ゲーベン」という白いクリームを処方してもらい、毎日塗っていました。3週間たってもあまり改善が見られないので、皮膚移植が必要かもしれないというので大きな病院の形成外科の紹介状を書いてもらって移りました。

形成外科の医師の話では、処方してもらっていた「ゲーベン」という薬がよくなくて傷を深くしたということです。以前はよく使われていた薬ですが、最近低温やけどにはよくないことがわかったということです。「フィブラストスプレー」で消毒し、「ゲンタシン軟膏」をつけるよう指示されました。近くの外科医は専門でないために、昔ながらの処方をしていたのですね。

高温のやけどは熱いのですぐに高温なものから離れますが、低温やけどは熱さをそれほど感じないので長い間熱にさらされて、皮膚の下の深い組織まで破壊され、そのために治りが遅いということです。私も3か月かかっています。私は皮膚移植をしないですみましたが、今日診察を受けたとき、傷が私の3倍くらいの大きさの患者さんが来て、その方は皮膚移植をしたという話を聞きました。

低温やけどで「ゲーベン」を処方されている方、病院を変えたほうがよいかもしれません。
「ゲーベン」、「スルファジアジン」、「テラジア」などの名前があるようです。製剤名は「スルファジアジン/銀」。