伊豆の冬の味覚 なのり

スーパーに、伊豆の冬の味覚である「なのり」が入荷していたので買ってきました。これで1,280円。冷たい海に入って採取するのだから、これくらいの値段になるのはしかたがないでしょう。

子供のころからの寒い冬の味覚です。伊豆のこの近辺しか見かけません。しかし、伊豆では知らない人はいません。寒い冬限定の味覚です。

以前は伊豆の周辺の海でよく採れていました。しかし、産地を見ると三河湾となっています。最近は伊豆の近海では採れなくなったようです。おそらく愛知県では食べられていなくて、もっぱら伊豆に送られているのでしょう。こんなおいしいものを。

調理方法はいたって簡単です。

焼けないように気を付けながら、ちょっと火で炙ります。

新聞紙の上に広げてもみほぐして細かくします。

器に入れて削り節をかけます。鰹節を好む人が多いですが、私はイワシの削り節が好きです。私はヤマキの「にぼしだけよ」という削り節が大好きでよく使います。

醤油を垂らして混ぜてから、温かいご飯に載せたら最高。ご飯が何杯でも進みます。

その後、本場駿河湾の西浦木負(きしょう)産のなのりが手に入りました。値段は同じです。

三河湾産が細く柔らかであるのに対し、こちらは太くガッシリとしています。

しかし、よく見ると愛知県産となっています。製造者の西浦木負で買ってしまいました。

しかし、香りも高く味もしっかりしています。

やはり、昔の産地であった西浦では、なのりは採れないようです。さみしい。

2023/2/11 追記

その後、松崎町など西伊豆に「川のり」という特産があることを知りました。見たところ、なのりと似ているように思います。なのりも、淡水と海水が混じる所に生えるようです。

静岡の四季(人・もの・自然) 旬の香り― 松崎町の川のり (fc2.com)

川のり – 伊豆西南海岸-西伊豆町・松崎町・南伊豆町- (izuseinan.com)