金星探査機「あかつき」の再投入成功に期待

金星探査機「あかつき」は、2010年5月にH2Aロケットによって打ち上げられ、2010年12月7日に金星周回軌道の投入に失敗した後、原因・対策調査と投入の再計画を目指し、5年という長い年月を経て、2015年12月7日(月)に軌道投入を再実施します。 現在、探査機の状態は計画通り順調ということです。軌道投入が成功したかどうかは投入後数日かけて確認が行われるとのことです。成功を期待したいですね。

この計画には、廣瀬史子(ちかこ)さんというJAXAの女性開発員が大きく貢献しています。廣瀬さんは数万通りの軌道計算を日夜続け、2011年11月に計算通り軌道修正に成功し、12月7日の再投入に向けて順調に飛行を続けています。

この機動力になったものは、高校生時代にNASAに出した手紙の返事だったといいます。何通も出した手紙の中で、1通だけ返事がきて「物理学はすべての基本になるよ」ということが書かれていて、今でも宝物いしているそうです。