6月18日22時22分頃、山形県沖を震源とするM6.8の地震が発生しました。新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱を観測しました。
この時のFXを見ると、対円の外貨は軒並み上昇(円安)しています。
その1時間後には下落に転じて、ほぼ上昇前の水準に戻りました。地震に襲われた地域が首都圏から離れた狭い範囲であるという詳細情報が伝わったためでしょう。
ここで気を付けるべきなのは、証拠金のぎりぎりの範囲で取引しているFXの強制ロスカットです。
FXでは、評価損が発生して証拠金維持率が一定の水準(100%が多い)を下回った時、ロスカットという強制決済して取引を終わらせてしまいます。今回の場合は外貨を新規売りしていた場合ですが、外貨が下落(円高)する場合も新規買いしていたFX取引は同じロスカットに会います。
経済状況を反映して徐々に上昇あるいは下落している場合はしかたがありませんが、このように一時的に急上昇してすぐに戻る場合は、ロスカットされたらたまったものではありません。このような事態を避けるには、証拠金を多めに積んで、余裕のある取引をすることが必要であることを痛感します。