2017年10月18日のNHKガッテン[なぜか出るホコリ!原因はソコだた!?」で 紹介された、「ガッテン流 除電ぞうきん」は便利そうだ。
こちらのページでも説明されているように、ホコリの元となる繊維や髪の毛は+イオンに帯電されている。一方で壁や床は-イオンに帯電されているので、ホコリが吸着される。壁や床は風が吹いただけでも容易に帯電するようだ。
https://item.rakuten.co.jp/auc-imafuku/10011184/
そこで、ガッテン流除電ぞうきんは、+イオンを吸着させる柔軟剤で洗って乾かしたぞうきんで壁を軽く拭いて+イオンを壁に吸着させてホコリを弾き飛ばそうというものだ。
柔軟剤の香りがいやな人は、静電防止剤(界面活性剤)でもいいようだ。
どんなに床を掃除しても、壁や天井に付着したホコリの塊が落ちてくるから、いつのまにかホコリはたまる。長い柄のモップを柔軟剤で洗って乾かし、壁や天井をなでるのが効果がありそうだ。
初めて気が付いたのだが、柔軟剤の柔軟成分は陽イオン界面活性剤なのだ。改めて柔軟剤について調べてみる。
柔軟剤には柔軟効果と帯電防止効果があり、陽イオン界面活性剤の、ジアルキルアンモニウム塩などの第4級アンモニウム塩が使われていることが多い。一方洗剤には、陰イオン界面活性剤が使われている。(だから汚れを吸着する) 多く使えば効果が多くなるというものではなく、決められた量を使うことが大切だ。また洗剤と一緒に使うと、中和されて両方の用をなさない。
界面活性剤についてさらに調べてみる。
最近は非イオン界面活性剤も使われるようになってきているが、これでは「ガッテン流除電ぞうきん」の役を果たさなくなるので、確認が必要だ。
柔軟剤
ここで紹介している用途のためには、陽イオン界面活性剤が使われているものが必要になる。非イオン系という説明のあるものは、ここでの目的を達成しないことになる。スーパーなどで売られている柔軟剤は、ほとんどがジアルキルアンモニウム塩成分なので使えます。
非イオン系の柔軟剤は、香りづけの目的をもったものが多く、海外から輸入されたものに多いようです。日本製でも、アタックNeo 抗菌EX Wパワーは、抗菌目的の柔軟剤のようで、非イオン系ですから向かないですね。
静電気防止剤
ほとんどの静電気防止剤はスプレー式で、広い壁や天井に使用するには少なすぎて実用的ではありません。その中で、これは広い場所に使えます。ただ、防止剤が壁などで薄膜を作り、この薄膜が陽イオンを逃がしてほこりが付着しにくくするものです。
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