こうのとり5号ドッキング成功-日本の技術は最高

今月19日に打ち上げに成功したこうのとり5号、24日午後7時29分に、国際宇宙ステーションの油井宇宙飛行士によってロボットアームでキャッチされ、午後11時58分には国際宇宙センターにドッキングしました。アメリカ航空宇宙局管制センターでは、若田宇宙飛行士がこの作業の通信リーダーを務めています。今回のドッキング技術は日本のJAXAが考案したものということです。ロケット打ち上げ技術、ドッキング技術ともに日本は世界一といっていいでしょう。

こうのとり5号と国際宇宙センターのお互いが秒速8km(時速28,800km)で走りながらロボットアームを操作してキャッチしドッキングするのですから、大変な技術です。理論的にはお互いが同じ速度で走っているのは静止してるのと同じではありますが。地球上でも、赤道付近では秒速465m(時速1,674km)で回転しています。その上に乗って同じ速度で回転しているので、お互いに簡単に握手ができます。ただし、地球上には空気があって、この空気も一緒に動くため、空気が粘着力の役割を果たすと考えることができます。しかし空気のない宇宙空間ではそのようなものがありませんから、高速で走りながら相手との距離を保つのは容易ではないと予想できます。

宇宙開発に関わる日本人の活躍のニュース、日本の子供たちに夢を与えています。かつて民主党政権時代の「事業仕訳」というお祭り騒ぎでは、「世界一になる理由は?2位じゃだめなんですか?」と発言する何もわかっていない民主党議員がいました。そう、1位じゃないとだめなんです。2位に甘んじていたら夢は生まれません。